2008年3月7日(金)「しんぶん赤旗」
新銀行東京、党都議団に説明拒否
吉田幹事長が抗議談話
新銀行東京の津島隆一代表執行役(東京都前港湾局長)、岡田至執行役(都産業労働局理事)ら経営陣は六日、四百億円の追加出資問題について都議会会議室で自民党、民主党、公明党に説明しました。しかし、日本共産党に対しては、理由もなく説明を拒みました。
日本共産党都議団の吉田信夫幹事長はこれにたいし同日、抗議の談話を発表しました。
吉田氏は、追加出資問題について、「都議会が、都民から付託されたチェック機能を果たすことが強く求められている」と強調。新銀行の設立・出資に唯一反対する論陣をはってきた日本共産党への説明を逃れることで、解明すべきさまざまな問題にふたをすることを意図した不当な態度は断じて容認できないと批判し、「石原知事が、新銀行東京に対し、都議会への説明責任を果たさせることを強く求める」としています。
日本共産党都議団は、追加出資案の都議会提案について、津島代表執行役ら新銀行東京の経営陣に対し、経営実態、追加出資を求める根拠、再建計画などについて説明を求めていました。