2008年3月3日(月)「しんぶん赤旗」
なくせ貧困 守れ尊厳
大阪、2000人集う
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「なくせ貧困!人間の尊厳とくらしを守ろう」と二日、大阪市北区の扇町公園で「府民大集会」が開かれ、二千人が参加しました。集会アピールを読み上げ、集会後、デモ行進しました。主催は同集会実行委員会。
植田保二大阪労連議長が主催者あいさつし、「一番困っている人たちに寄り添い、光をあてるような府民運動を強めよう」とよびかけました。
日本共産党の吉井英勝衆院議員、宮本たけし衆院比例候補が来賓出席。吉井議員が、〇八年度予算をめぐる国会情勢とともに道路特定財源問題などを例に自民党政治は大企業、アメリカいいなりであることを指摘。「国民の世論と運動で深刻な危機に直面する日本の政治を突き動かしていこう」とよびかけました。
「十二時間労働、家賃や水光熱費などをさしひけば残る給料は十万円ほど。寮には一部屋に数人で住んでいた」(非正規の青年労働者)など四人が現状を告発しました。
参加者は横断幕、プラカード、顔シールなどで「最低賃金千円以上に」「後期高齢者医療制度の中止・撤回を」「憲法九条を守ろう」などとアピール。大阪民医連の女性(48)は「医療崩壊は深刻です。国や府はぜひ現場を知ってほしい」と話していました。
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