2008年2月28日(木)「しんぶん赤旗」
新銀行東京 400億円追加出資
都庁に反対の声 相次ぐ
石原慎太郎東京都知事が、経営破たんの新銀行東京に四百億円の追加出資を計画していることに対し、東京都庁に抗議の声が多数寄せられていることがわかりました。
都生活文化スポーツ局都民の声課によると、二月十八日から二十五日までの八日間に新銀行東京問題でメールや電話などで寄せられた意見は七十件にのぼります。
このうち、都が四百億円を追加出資することに反対する意見は五十九件(84・3%)を占め、支持する意見は五件(7・1%)、賛否が不明なその他意見が六件(8・6%)でした。
主な反対意見は、「四百億円の追加出資をして問題を先送りにしても、悪い結果をもたらすだけです。追加出資には反対です」「追加出資は反対です。都民が納めた税金を軽く考えないでください」「新銀行東京が立ち直る可能性は少ないと思います。これ以上、税金を投入することは、反対です」など。
日本共産党都議団にも、「福祉が削られたうえ、物価が値上がりし、苦労している。都が四百億円もの税金を新銀行につぎ込むことには反対。石原知事の責任を追及してほしい」と、怒りの声が寄せられています。