2008年2月26日(火)「しんぶん赤旗」
マスコミの取材依頼次々
全国革新懇代表世話人会
各団体から報告
全国革新懇は二十五日、東京都内で代表世話人会を開き、この間の政治情勢について意見を交わしました。民主団体に、一般紙やテレビ局から取材依頼が相次いでいることが各団体から報告されました。
輸入食品の安全問題では、農民連や新婦人に取材が殺到。民医連には後期高齢者医療制度で、民青同盟には派遣労働の問題で、「当事者を紹介してほしい」との取材依頼がきています。
全日本民医連の代表は「地域の老人会から後期高齢者医療制度学習会の講師依頼も増えている。実施撤回を求める署名は全国で三百五十万を超え、かつてない規模」とのべました。民主団体の主張が、国民の思いと一致している状況が浮かびます。
市長選で日本共産党の支援する候補が大善戦した京都、大阪府知事選の結果は、ともに「底流に『オール与党体制』へのノーがある」との分析が示されました。
「沖縄の米兵暴行事件、イージス艦の漁船衝突事件で日米軍事同盟の危険性が浮かび上がり、国民の怒りを呼び起こしている」、「国民が声を上げれば政治を変えられるというのが多くの人の実感になりつつある」との意見が交わされました。
こうした情勢のなか、各地の革新懇運動が、イージス艦事件への抗議行動や後期高齢者医療制度のシンポジウムにとりくむなど活発化しています。新しい革新懇結成も、ここ数年なかった勢いがあると報告されました。
民医連の新運動方針案に、「地域革新懇運動への積極的な参加を呼びかけます」と盛り込まれたことが紹介され、各団体での革新懇運動の強化を申し合わせました。