2008年2月26日(火)「しんぶん赤旗」
狛江市が０８年度予算案
矢野市長発表 切実な願い実現へ
東京
 （写真）08年度予算案について説明する矢野市長＝25日、東京都狛江市 |
東京都狛江市の矢野ゆたか市長は二十五日、二〇〇八年度予算案（一般会計二百十四億八千四百万円）を発表しました。
〇八年度予算案について矢野市長は「だれもが安心して地域の中で暮らせることや子どもたちの健やかな成長を促進すること、安全、便利で魅力あるまちづくりを推進することを中心にすえました」と説明。市民の切実な願いにこたえるとともに、安定した財政基盤の確立へさらに前進するものとなっています。
被災者のほか、失業や病気などで生活が困窮している人に対しては、市民税を減額・免除し、負担の軽減を図ります。また、後期高齢者医療制度の四月実施に伴う健診自己負担分への助成、「ハンディキャブこまえ」へのガソリン代高騰分の補助金上乗せなど、高齢者、障害者のための予算を盛り込んでいます。
子育て支援では、保育所の待機児解消に向け保育所の誘致や市立保育園の定員増をはかり、放課後対策として拡充してきたフリープレイ事業を全小学校に拡大。市民の念願だった中学校給食は、九月からボックスランチ方式でスタートさせ、少人数授業のための市独自の講師派遣時間を拡充します。
音楽の街狛江づくりの一環として、狛江駅前北口にステージ設置を検討します。また、安心安全パトロールへの補助拡充や学校安全巡回員の充実、これまで木造老朽住宅に限っていた耐震診断助成をマンションなどの非木造住宅にも拡大。新たな商工振興プランの策定やコミュニティーバスの運行など、まちづくりにも力を入れています。
