2008年2月23日(土)「しんぶん赤旗」

署名1150万 国会に

30人学級・私学助成拡充求め

父母・教職員


 父母や教職員でつくる「ゆきとどいた教育をすすめる会」は二十二日、全国で集めてきた三十人学級実現や私学助成大幅増額など「ゆきとどいた教育を求める全国署名」一千百五十三万九千百四十六人分を国会に提出しました。衆院議員面会所に、署名が入った段ボール箱を積み上げ、紹介議員とエールを交換しました。

 署名提出に当たって全教の山口隆副委員長は、署名運動のなかで教職員や父母、住民の共同がすすみ、高校生の自主的なとりくみがおこなわれてきたことをのべ、一千万を超えた署名を力にさらに運動を広げようと呼びかけました。全国私教連の永島民男書記長は、紹介議員が百九十七人もの国会議員へと広がったことを強調しました。

 日本共産党の高橋千鶴子、吉井英勝両衆院議員、紙智子、仁比聡平、山下芳生、井上哲士の各参院議員が署名をたくされ、「ともに頑張ろう」とこたえました。民主党から川崎稔参院議員が署名を受け取りました。

 大阪から参加した小学校の養護教員は、「貧困と格差の広がりのなかで、子どもたちは家庭の大変さを背負って学校に来ています。夕食も朝食もとらずに来る子どもの家庭訪問をしたりと、一人ひとりにゆきとどいた教育を実現するためには少人数学級や教職員増など教育条件整備が不可欠です」と語っていました。



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