2008年2月23日(土)「しんぶん赤旗」
戦争・貧困ない社会こそ
宗教者と共産党懇談
北九州
社会と人生を語るとして「宗教人と日本共産党との懇談会」(主催・同実行委員会)が二十二日、北九州市内で開かれました。日本共産党の緒方靖夫副委員長(元参院議員)が出席し、遠くは新潟県から参加するなど全国から宗教者ら約百七十人が集まりました。
宗教者と日本共産党の懇談は九州ブロックでは初めて。懇談会の冒頭、真宗大谷派安養寺住職の林正道実行委員長が「戦争も貧困もない社会を作りたいというのはキリスト教などともつながる願いではないか。宗教者と日本共産党が本音で話し合って二十一世紀の社会をどのように作っていくのか考えたい」とあいさつしました。
「宗教者からの発言」として真宗大谷派見成寺の日野詢城住職、日本基督教団若松教会の染森義孝牧師、金光教若松教会の吉永晋副教会長の三氏が発言しました。
「日本共産党からの発言」として緒方氏が登壇。自己紹介後、世界での宗教者の役割についてとして講演しました。
緒方氏は、中南米の政治変革の中でキリスト教が果たした役割やサウジアラビア訪問でのイスラム圏との対話、タイやカンボジアを訪れたさいの寺院での仏教体験などに触れながら共産党と宗教者の共同について報告。(1)世界の動向を見てその流れを促進するために力を合わせること(2)地球と生活を守ること(3)平和、憲法九条をしっかり守る(4)宗教界と世界の連携の前進――を挙げました。
会場からは六人が「天皇制」「国家神道」などについて発言や質問をしました。懇談会には日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補らが出席しました。