2008年2月19日(火)「しんぶん赤旗」
京都市職員を懲戒免職
パチンコなどで再三職場放棄
京都市上下水道局の職員が勤務中に職場離脱を繰り返していたとして、同局は十八日、水道部配水事務所の男性職員(56)を懲戒免職に、別の男性職員(48)を停職三カ月の処分にしました。管理監督責任で、水道部配水事務所長が減給(半日)など四人を処分しました。
懲戒免職された職員は、昨年から職場離脱を繰り返し、市民が通報していましたが、市監察員に虚偽の報告をし、今年に入ってもパチンコなどで職場から抜け出していました。所属長が勤務態度などについて再三、指導していたといいます。同職員は、過去にも酒に酔い窓ガラスを割るなどの暴行で処分されていました。
停職三カ月の職員は一月中旬に、午後からの休暇を申請しただけで、午前中も職場を離脱。以前にも無断で職場離脱し、局長から口頭注意を受けていました。
日本共産党市議団・山中渡団長の談話 十七日の京都市長選挙でも不祥事の根絶と同和特別扱いが大きな争点となった。事前に事件を把握していながら、投票日の翌日に処分発表が先送りされたとの批判は免れない。
不祥事根絶を名目に「抜本改革大綱」策定以降も、職場離脱が繰り返されていたことは、大綱がまったく機能せず、同和特別扱いと事なかれ主義が依然として強く残っていることを示している。
党市議団は、ただちに不祥事を根絶するよう強く求めるものである。