
2008年2月13日(水)「しんぶん赤旗」
医療危機打開へ
小池氏参加 超党派議連が発足
「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟(超党派)」の設立総会が十二日、国会内で開かれました。衆参国会議員百人以上が加入。総会には日本共産党からは小池晃参院議員が出席しました。
議員連盟は、設立趣旨に産科医療・小児医療の崩壊、救急重症患者の受け入れ困難病院の急増など危機にひんする医療現場を建て直すために、「国民的な議論の喚起と必要な政策の実現を図る」ことを掲げました。
設立の記念講演会として、日本医学会の高久史麿会長と、国立がんセンター中央病院の土屋了介病院長が、医療現場の現状について報告。「外科医が不足し、悪性腫瘍(しゅよう)の手術が二カ月できなかったこともある。手術を早めてくれという紹介状を書く仕事が最近増えている」(高久氏)などと深刻な実情を訴えました。総会では、自民党の尾辻秀久参院議員を会長に選出しました。
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