2008年2月10日(日)「しんぶん赤旗」

誇りある岩国残そう

市長選きょう投票

井原さん訴え


 米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転問題が最大の争点になった山口県岩国市長選は、二候補の大激戦のまま十日の投票日を迎えました。乱暴な米軍再編計画の岩国市民への押し付けは許さないと訴える前市長の井原勝介候補と、米艦載機移転を容認する福田良彦候補(前自民党衆院議員)の一騎打ちです。

 井原陣営は九日朝、「厳しいたたかいになっている。どうしても負けられない」と緊急に集会を開きました。千五百人の参加者を前にした井原候補は「この九年間、市民のみなさんといっしょになって岩国をつくりあげてきた。この岩国を国のひどい仕打ち、約束を破って補助金をカットするような、アメとムチの手法で締め付けるやり方に負けるわけにはいかない」とあらためて選挙の大きな意義を力説しました。

 「岩国には美しい自然や錦帯橋などすばらしいものがあり、基地に依存しないまちづくりができる」とのべ、「市民のみなさんの声が一つになって、私に支援をしていただけるなら、国もアメリカも動かすことができる。子どもたちの未来のためにも、誇りある岩国を残すためにも絶大な支援を」と力を込め訴えました。

 この日、岩国市役所前や駅前では両陣営ののぼりやプラスター宣伝がかちあう場面も。労働組合や民主団体でつくる「住民投票を力にする会」は、宣伝・対話に最後まで全力をあげました。


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