2008年2月9日(土)「しんぶん赤旗」

“まんが防衛白書は子ども洗脳”

防衛省に新婦人抗議


 防衛省が『平成19年版まんがで読む防衛白書 弾道ミサイルから日本を守る!』を作製し、教育委員会等に配布していることについて、新日本婦人の会の高田公子会長、玉田恵副会長らが七日、子どもや青年にこうした考えを押しつけることはやめてほしいと、同省に要請しました。

 応対した担当者は「防衛問題に関心をもっていただきたいため」と答えましたが、「国会で決まってもいないことを広報すること自体問題」「あえて弾道ミサイルを漫画にすることは、関心をもってもらうというより洗脳すること」と指摘しました。

 『まんがで読む防衛白書』は二〇〇四年度から作製され今年度は一万五千部印刷し、各県にある地方防衛施設局に合計五千部、教育委員会や公共の図書館にも配布され、経費は五百十万円かかっています。防衛省は「今年度配布した分は回収しない」「今後もこうした冊子は作製していく」との答えに終始しました。

 新婦人はすでに千葉県本部が県教育委員会に要請。各県からも要請をつよめていきます。日本共産党の赤嶺政賢議員の秘書の土方准子氏が同行しました。



■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp