2008年2月6日(水)「しんぶん赤旗」

「科学的社会主義」を不破社研所長が講義

『フォイエルバッハ論』テキストに世界観を学ぶ

特別党学校


写真

(写真)不破哲三社会科学研究所所長の「科学的社会主義」の講義が始まった特別党学校=5日、静岡県熱海市の伊豆学習会館

 四日から静岡県熱海市の伊豆学習会館で開かれている第二期「特別党学校」は五日、不破哲三社会科学研究所所長による「科学的社会主義」の講義が始まりました(七日まで)。

 今回の講義は、エンゲルスの『フォイエルバッハ論』をテキストに科学的社会主義の世界観を学ぶことを主題にしています。

 不破氏は最初に、世界観・哲学、経済学、社会主義の目標、革命論など広い分野を持つ科学的社会主義の学説の中から、今回なぜ「世界観」を集中的に学ぶことにしたのかについて語り、次いで古典を読むときの注意点を述べました。

 その上で、『フォイエルバッハ論』の「まえがき」、第一章(ヘーゲル哲学とは何だったのか)、第二章(哲学界の世界地図)、第三章(フォイエルバッハの“上半身”)に進みました。不破氏は本文の段落ごとに中心点を読み上げながら、資料を補足し、エピソードを交えてテキストの中心点と議論の流れを分かりやすく解説しました。

 全国の党組織と党本部から参加した受講生は、不破氏が作成・編集した六十ページにのぼる資料集を事前に渡され、これらを自習した上で講義に臨み、真剣な表情で講師の話に耳を傾けていました。


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