2008年2月3日(日)「しんぶん赤旗」

バス爆破 18人死亡

スリランカ


 【ニューデリー=豊田栄光】スリランカ中部の町ダンブッラの停留所で二日、バスが爆破され、政府軍報道官によると少なくとも十八人が死亡し、五十人が負傷しました。搬送先の病院院長は「九十三人が負傷し、女性十六人が亡くなった」と語っています。ロイター通信が伝えました。

 政府軍は、反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)による犯行と発表。独立六十周年記念日にあたる今月四日にむけて警戒を強めている中、事件は起きました。LTTEは少数派タミル人の武装組織で、北・東部州のスリランカからの独立を求めています。

 バスは中央州キャンディから北中部州アヌラーダプラに向かう途中で、乗客の大半は宗教行事に参加する仏教徒でした。政府は一月、LTTEとの停戦合意を破棄し、双方が攻撃を激化させています。


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