2008年1月30日(水)「しんぶん赤旗」
岩国の将来 金で渡さない
市長選 井原さん勝利へ女性集う
山口県岩国市長選(二月三日告示、十日投票)で、立候補を予定している井原勝介前市長を押し上げようと、同氏の後援会内の「風ぐるま女性の会」が二十九日、市民会館小ホールで集会を開きました。約四百人が集まり、通路や壇上まで参加者で埋め尽くされました。入りきれなかった人はホール外から耳を傾けました。
集会は井原氏の同級生でフリーアナウンサーの中村克洋氏との対話で進められました。
「米艦載機部隊の移転を受け入れれば五千億、一兆円もらえる」といううわさが出ていることについて井原氏は、再編交付金は十数年で計百三十億円ほどだとし、基地の引き換えにこれまで市はお金をもらってきたが「結局市民の利益にはなっていない。公共事業で一部の方が短期的に利益を得るだけ」だと述べ、金や利権が絡んだ政治を復活させようという動きが背景にあると指摘しました。
岩国の将来を決める大切な選挙をデマや圧力で市民の意思を狂わせてしまったら大変なことになるという井原氏。「非常に厳しいたたかいです。応援の輪を一人ずつ増やしてほしい」と呼びかけました。
参加した六十一歳の女性は「民主主義を貫き、市民第一の政治を進める井原さんか、利権がらみの政治に逆戻りするのか、争点ははっきりしています。いろんな圧力がありますが、井原さんの当選で民主主義を前進させてほしい」と語りました。
■関連キーワード