2008年1月13日(日)「しんぶん赤旗」
広島の米軍機低空飛行
知事・市長が米に抗議
昨年十二月七日に広島市上空を低空飛行した軍用機が米軍機だったことを受け十一日、藤田雄山知事と秋葉忠利市長は、ライト在日米軍司令官とシーファー駐日米大使あての抗議文と、高村正彦外相、石破茂防衛相あての要請文をそれぞれ送りました。
抗議文はいずれも、日米両政府による米軍機の低空飛行訓練についての合意事項(一九九九年)に「人口密集地域への考慮」があるにもかかわらず広島市中心地上空を飛行し、多くの住民から苦情が寄せられたと指摘。低空飛行訓練の即時中止を強く求めています。
国に対しては(1)米軍機の低空飛行訓練の実態を明らかにする(2)低空飛行訓練を行わないよう措置する(3)米軍機の飛行については低空飛行訓練を含め航空法八一条を適用する―ことを米軍等関係機関に申し入れるよう要請しています。
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