2008年1月11日(金)「しんぶん赤旗」
秋山氏らとの会合・宴席
額賀財務相、同席認める
参院外防委
額賀福志郎財務相(元防衛庁長官)は十日の参院外交防衛委員会で、日米平和・文化交流協会の秋山直紀常勤理事や防衛関連企業経営者らとの会合に同席したことを認める答弁をおこないました。民主党議員にたいする答弁。
額賀氏は、八日の同委員会に参考人として招致された秋山氏が額賀氏の宴会出席を明らかにしたことについて問われて、当初は「勉強会」や「会合」で、企業関係者らを交えて何回か議論をしたことは「事実だ」と答弁しました。
しかし、「会合のなかに宴席は含まれると理解していいのか」と重ねて問われると、額賀氏は「会合とか、宴席の定義がなかなかよくわからない」などとのべながら、「日本のことや、あるいは安全保障、防衛のことについて議論をするときに食事をしたりすることはある」「日常の政治活動の一環だ」と発言。秋山氏の発言についても反論しませんでした。
額賀氏は、昨年十月三十日の参院財政金融委員会で、日本共産党の大門実紀史議員から、防衛庁(現防衛省)の発注額全体の三割以上を受注する三菱グループの迎賓館といわれる「開東閣」で、会費を払わずに接待を受けた疑惑を追及され、「自分が払う場合もあるし、払ってもらう場合もある」と答弁。秋山氏も八日の参考人質疑で、複数の国会議員と「開東閣」にいったことが「数回ある」と答えています。
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