2008年1月7日(月)「しんぶん赤旗」
福田首相は会食好き?
政権発足から百日余となった福田康夫首相が、庶民の苦悩をよそに、高級レストランや日本料理店などで、財界人や側近などとひんぱんに飲み食いをしていたことがわかりました。
各紙に記載されている首相の動静欄をチェックしたもの。
参院選の大敗を受けて福田氏が首相に選出されたのは昨年九月二十五日。二十八日に東京・虎ノ門のホテルオークラ内の中華料理店「桜花林」で秘書官と食事したのを皮切りに、首相がレストランなどで会食したのは、計二十二回にのぼります。
十月は東京・内幸町の帝国ホテル内のフランス料理店「レ セゾン」(三十一日)など三回だけでしたが、十一月中旬の米国・シンガポール外遊を終えると、飲み食いのペースがあがりました。
こんなぐあいです。
▽十一月二十八日、ホテルオークラ内の「山里」(官房副長官ら)▽同三十日、「山里」(秘書官ら)▽十二月一日、帝国ホテル内の日本料理店「なだ万」(経済産業省の事務次官ら)▽同四日、東京・紀尾井町の日本料理店「福田家」(シーファー駐日米大使ら)▽同六日、東京・永田町のうなぎ店「山の茶屋」(山崎正和中央教育審議会長)
会食の相手は、官房副長官や秘書官、五百旗頭真防衛大学校長らブレーンが目立ちます。十二月一日の「なだ万」での会食が「地球環境問題の勉強会」など、わざわざ外でやらなくても官邸でよさそうなものも。
日本経団連の御手洗冨士夫会長ら財界人とは、十二月十三日、二十一日と、いずれもグランドプリンス赤坂ホテル内のフランス料理店「トリアノン」で会食しています。