2008年1月4日(金)「しんぶん赤旗」
「普天間 静かな空を」
沖縄 基地1周 自動車デモ
市街地の中心部に位置する米海兵隊普天間基地を抱える沖縄県宜野湾市で三日、「二〇〇八年普天間基地一周新春自動車デモ」が行われました。今年で結成二十五周年の節目を迎える「普天間基地撤去をめざす宜野湾市民協議会」が主催しました。
青空の下、参加者は約三十台の自動車で普天間基地を一周し、「米軍機の民間上空旋回やめよ」「返せ、静かな空を」など、手づくりののぼりを掲げ沿道の人びとにアピールしました。
宜野湾市民広場で開かれた出発式には、伊波洋一宜野湾市長や日本共産党の赤嶺政賢衆院議員をはじめ、高江の「ヘリパッドいらない住民の会」や普天間爆音訴訟団など多くの市民団体が駆けつけ、連帯のあいさつをしました。
宜野湾市民協議会の宮城正雄代表幹事は「安保廃棄、憲法擁護、普天間基地の撤去をかかげて二十五年。今年も自治体・住民ぐるみで普天間基地撤去の運動を持続的に発展させる年にしていこう」と訴えました。
来賓あいさつにたった伊波市長は「沖縄国際大学へのヘリ墜落事故を最後の警告として、辺野古への移設を前提とせず、世界一危険な普天間基地の閉鎖・返還を強く求めていきたい」と訴えました。赤嶺衆院議員は「日本の平和と安全を守るのは憲法九条。全国と連帯して、米軍再編をすすめてきた日本政府を追いつめていこう」と力強く訴えました。
自動車デモに初めて参加した女性(24)は「一日も早く危険な普天間基地をなくしたいという思いで来ました」と話していました。
■関連キーワード