2007年12月24日(月)「しんぶん赤旗」
商社九条の会が講演会
澤地久枝さん 「今できることを」
商社九条の会・東京は二十二日、東京都内で第六回講演会を開きました。二百七十人を超す参加者で満員となった会場には、商社退職者の「ザ・セインツ」のコーラスが響き、作家の澤地久枝さんが「『小さな人間』について」と題して講演しました。
澤地さんは、「私はくり返し『いまの日本、このままでは危ない、危ない』とおおかみ少年のように言い続けてきました」と強調。「テロは戦争ではなくせない。テロ特別措置法はやめさせなければならない」と訴えました。
参院選挙での国民の選択の重要性にふれ、福田康夫首相と小沢一郎民主党代表との「大連立」協議を批判。私たちが今できることは何かと問い、「小さな人間は、小さな力しかないが、集まれば大きな力をもつ相手を変えることができる」、「世界に誇れる日本の平和主義。日本は価値ある憲法を持つ国、これを誰にも奪われないようにしよう」と呼びかけました。会場からの質問に丁寧にこたえました。
参加者は三割が初参加でした。四十代の女性は「こんなにたくさんの方たちが平和への関心をもって集まってくるのはすごいですね。澤地さんの話を聞いて自分にできることがないか考えます」と述べていました。
商社九条の会・東京のホームページを見ての参加者も多数いました。
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