2007年12月22日(土)「しんぶん赤旗」

自立支援法 変えよう

きょうされんが全国大会


 三十周年を迎える、全国の障害者施設や小規模作業所でつくる「きょうされん」は二十一日、「変えてはいけないもの、変えなければならないもの」をテーマに、東京都江東区の東京ビッグサイトで第三十回全国大会inとうきょうを開きました。三千五百人が参加。二十二日には都内の上智大学で分科会を行います。

 一九七七年に十九の施設・団体で発足した「きょうされん」は現在、千九百五の施設・作業所が結集。毎年、政府や国会議員に障害者施策の拡充を求めて要望・運動しています。

 基調報告した藤井克徳常務理事は、変えてはいけないものとして、日本国憲法をあげ、変えなければならないものとして、「障害者自立支援法の解体的見直しが必要」と訴えました。きょうされん三十年の歩みを語り、「障害者のニーズに基づいて運動すれば誤ることはない」と強調、「三十年は通過点であって、さらにきょうされん運動の発展を」と呼びかけました。

 柔道家で東海大教授の山下泰裕さんが少年時代を振り返りつつ記念講演しました。

 結成三十周年特別企画として全国から寄せられた六百五十六通の「みんなの主張コンクール」の最終選考が行われました。同コンクールの北海道代表・林優子さんは、「施設で一生懸命働く仲間が自立支援法でサービス料をとられて、何のために働いているのかと嘆いている」と訴えました。



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