2007年12月20日(木)「しんぶん赤旗」
メキシコ「南米と協力」
外相演説 メルコスル首脳会議
【メキシコ市=松島良尚】南米ウルグアイの首都モンテビデオで開かれていた南米南部共同市場(メルコスル)の第三十四回首脳会議は十八日、「経済、貿易、政治、社会的な地域統合のきずなの強化」などを強調する共同声明を発表して二日間の日程を終えました。
メキシコ紙ホルナダによると、首脳会議には未加盟の同国のエスピノサ外相が出席して演説。「メキシコはすべての中南米・カリブ海諸国との友情、協力、貿易のきずなを強くすることを提案している」と語り、南米諸国との協力を強める姿勢を示しました。
北米自由貿易協定(NAFTA)加盟国であるメキシコが、南米への「接近」を主張したことは注目されます。
共同声明は、新憲法草案をめぐって緊迫しているボリビア情勢をふまえ、「国民が選出した政府の安定性を傷つけようとするあらゆる意図と行動」を批判し、すべての政治勢力に対話を呼びかけています。
首脳会議は、ベネズエラの正式完全加盟でメルコスルと地域統合プロセスが強まるという見地から、できるだけ早く加盟手続きを終える政治的意思も表明しました。同国の加盟をブラジルとパラグアイの国会がまだ批准していないことをふまえたものです。
首脳会議には、準加盟国のチリ、ボリビアの首脳も参加しました。会議では、輸入関税率を示す関税コードの作成やイスラエルとの自由貿易協定締結も決めました。
南米南部共同市場 一九九五年一月に発足した南米諸国の関税同盟。原加盟国は、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ。〇六年七月にベネズエラが加盟に調印しました。事務局はウルグアイの首都モンテビデオ。