2007年12月19日(水)「しんぶん赤旗」

福岡市議会委

「国保料下げて」の14万人請願

自公民が継続審議に


 「国保をよくする福岡市の会」が十四万五千八百九十九人分の署名を集めて市議会に提出した「国保料引き下げを求める請願署名」の請願審査が十八日、福岡市議会第二委員会で行われました。請願採択には日本共産党とネットワークが賛成。自民、みらい、公明、民主各党も国保料が高いことは否定できず、継続審議を主張。請願は継続審議となりました。

 市議会の傍聴には各行政区の会から六十人がつめかけました。市民が傍聴するなか、日本共産党の比江嶋俊和議員が四時間半にわたって質問しました。

 比江嶋議員は、所得二百万円で医療分、介護分を合わせて四十七万円もの国保料になるとして、高すぎて払いたくても払えない世帯からの保険証取り上げ、資格証明書発行が収納率をかえって下げていることなどを指摘。「法定外繰り入れを川崎市なみに増やせば、保険料の引き下げはできる。払える保険料にしてほしいという市民の願いにこたえるべき」と主張しました。

 委員会冒頭に、会代表委員の安東毅元九大教授が意見陳述にたち、「三カ月余で市人口の一割以上の十四万人以上の署名が集まったことは、市政上画期的なこと。署名に託された市民の国保料引き下げを求める切実な声をしっかりと受けとめてください」とのべました。



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