2007年12月13日(木)「しんぶん赤旗」
派遣・請負ホットライン232件
8年間も偽装請負
全労連が発表
全労連は、十一日に全国で行った電話相談「派遣・請負労働ホットライン」に、二百三十二件の相談が寄せられたことを十二日、発表しました。
東京地評と共催した東京都では、「偽装請負」の状態で八年働いていると言う埼玉の男性が、「『一年くらい働けば正社員になれる』と言われていたが放置されてきた。納得いかない」と訴え。「(請負)会社と話し合うと、『正社員にすると給料を下げる』『現状の契約社員で働くか』と迫られた」と話しました。
十月から派遣で働いた女性は、一カ月の試用期間の後、更新した契約期間(一カ月)の途中で雇い止めされました。「突然の打ち切りになり、残りの期間の賃金は請求できるのか」と問い合わせてきました。
岩手県では、自動車販売の会社で三年を超えて派遣で働く二十代の女性が、来春での契約解除を告げられているとし、「派遣法では、三年以上働けば、採用(直接雇用)されるのではないか」と質問。対応した相談員は「その通り」と答え、労働基準監督署に相談し、事業所を指導してもらうよう助言しました。
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