2007年12月7日(金)「しんぶん赤旗」

日本共産党国会議員 質問ダイジェスト

「集団自決」検定問題 審議会が意見撤回を

石井衆院議員


 石井郁子議員は5日、衆院文部科学委員会で沖縄戦の「集団自決」における教科書検定問題について質問しました。石井氏は、文科省の教科書調査官が、林博史氏の著書『沖縄戦と民衆』に、軍命があったという記述はないと教科書会社に紹介したと複数の教科書執筆者が公にしていることを指摘。著者は「審議会の重大な歪曲(わいきょく)、悪用にたいして厳重に抗議したい」と述べていることをあげ、渡海紀三朗文科相に「文科相としての釈明が必要ではないか」と迫りました。

 渡海文科相は、「検定意見は総合的に審議会が判断してつくる。林氏の著書もそのうちの一つ」との答弁に終始しました。石井氏は、検定意見を撤回するよう求めました。



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