2007年12月3日(月)「しんぶん赤旗」
きょう東京で集会
「集団自決」検定意見撤回求め
ゆがめられた沖縄戦を記載したままの歴史教科書を来春、高校生に手渡したくない―。そんな思いから、「いまこそ検定意見の撤回を求める全国の声を集めよう」と「１２・３沖縄戦教科書検定意見撤回を求める全国集会」が三日午後六時半から、東京都千代田区の九段会館で開かれます。主催は「東京沖縄県人会」と「大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会」。
沖縄県渡嘉敷島で「集団自決」を体験した沖縄キリスト教短期大学名誉教授の金城重明さんが証言します。教科書執筆者の坂本昇さん、埼玉大学名誉教授の暉峻淑子さん、早稲田大学教授の水島朝穂さんが発言します。
四日は午前十一時半から文科省前で宣伝と要請をおこないます。
十一月半ばに結成したばかりの「沖縄戦教科書検定意見の撤回を求める市民の会―東京―」代表の阿部ひろみさん（５１）は「教科書検定意見の撤回が私たちの真の要求であると文科省にもう一度思い出させたい。全国のみなさんにも思い出してほしい。楽しく明るく訴えるパフォーマンスにしたい」と、参加を呼びかけています。
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