2007年12月1日(土)「しんぶん赤旗」

医療負担「重い」8割

後期高齢者制度 「知らない」7割超

健保連が意識調査


 企業のサラリーマンが加入する健保組合の連合組織、健康保険組合連合会が行った「医療に関する国民意識調査」の結果が、このほど公表されました。

 それによると、医療費にかかわる国民負担(保険料・税金・患者負担)について、「重い」35・6%、「やや重い」43・7%で、あわせて八割近くに上ることが分かりました。一九九八年の調査と比べ、「窓口負担」については33・9%から48・2%に、「保険料」については54・9%から62・2%に、「重いと感じる」との回答が増加しています。

 また、来年四月実施予定の後期高齢者医療制度について、「内容などを詳しく知っている」という人はわずか2・5%でした。「名前だけ知っている」が21・9%、「知らない」が74・3%もおり、ほとんど知られていない現状が明らかになりました。

 調査は今年九月、全国二千人への郵送によるアンケートの発送・回収によって行ったもの。回収数は千二百六十三人(回収率63・2%)で、国保や共済などの加入者も含んでいます。

グラフ


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