2007年11月26日(月)「しんぶん赤旗」
変わる日本Q&A
東大駒場祭で小池政策委員長
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日本共産党の小池晃政策委員長は二十五日、東京大学駒場祭(東京都目黒区)で行われた「こうすれば日本は変わる―QにAする日本共産党の改革提案」に出席し、学生から出された質問に答えて、アメリカと大企業いいなりの自民党政治のゆがみを正す日本共産党の改革方針を語りました。
この企画は、日本民主青年同盟の東大駒場班が主催したもので、五十人が参加。学生からは「国民は望まないのに、なぜ大企業の税金を優遇するのか」「大連立問題をどう見るか」「今後の年金制度は、どうすべきか」「アメリカいいなりの状況を、どうやって抜け出すのか」「中国、韓国、北朝鮮との関係は、今後どうするべきか」など、内政から外交まで幅広く質問が寄せられ、小池氏が分かりやすく答えました。
「ネットカフェ難民を救うにはどうしたらよいか」との質問に小池氏は、「若者を物のように扱う国に未来はない」とし、ネットカフェを視察したときの体験も紹介しながら、労働者派遣法の改正、若者の住宅確保や生活支援を国の責任で行うべきだとのべました。
小池氏個人への質問も寄せられました。「医者としての経験が、議員になって生かせたことは何か」との質問には、「現場の実態を見ていること。政治に苦しめられている患者さんの顔や、厳しい労働環境に苦しんでいる看護師さんの顔を思い浮かべて質問している」と答えました。
小池氏は最後に、患者の背景にある過酷な労働や生活環境など日本社会の問題もみられる医者になろうと議論した医学生時代の思い出を紹介。「学生時代の友人との議論が地域医療を志す、いまの自分につながっている。みなさんも一生懸命に勉強し、友だちと議論して生き方を考えてほしい」と呼びかけました。