2007年11月21日(水)「しんぶん赤旗」
原油高騰で対策委
共産党国会議員団が設置
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国民生活と経済に大きな影響を与えている原油価格の高騰に対し、日本共産党国会議員団は二十日、「原油高騰問題対策委員会」を設置しました。
出席した議員は、灯油が高騰し、トラック業界などでは高騰分を運賃に転嫁できずに収益の圧迫が激しいなどの現状を報告しました。吉井英勝衆院議員は「原油価格高騰の要因として国際的投機資金の流入がある」と指摘。IEA(国際エネルギー機関)や産油国の会議など国際的にもこの認識は広まっているとし、「投機資金の規制に政府は真剣にとりくみ、通り一遍の発言ではなく国際的に強く発言することを求めていきたい」と発言しました。
今後、消費者や小売り、中小企業団体など関係業界と懇談し、現状や影響・被害の実態や要求をさらにつかみ、早期に政府に対応を求める方針を決めました。
会議には吉井議員のほか穀田恵二、笠井亮、塩川鉄也、高橋千鶴子の各衆院議員、紙智子、仁比聡平の各参院議員が出席。吉井議員を対策委員会責任者とすることを決めました。