2007年11月13日(火)「しんぶん赤旗」
南牧村に共産党員村長
菊池氏、対話掲げ広い支持
長野
県内3人目
長野県南牧(みなみまき)村の村長選挙が十一日、投・開票され、日本共産党の元村議会議員、菊池幸彦氏(65)が初当選しました。有権者約二千七百人。現職との一騎打ちで四百三十票の大差をつけ圧勝しました。
隣の川上村との合併や小学校の統廃合などでの現職村長の強引な運営手法に対して、村民の間に批判が渦巻くなか、「圧力に屈しない人」として菊池氏が立候補。「村民の声を村政に反映させる制度の確立」を公約に掲げ、たたかいました。
菊池氏は住民らでつくる「対話で進める村づくりの会」と、日本共産党支部が参加する「住みよい南牧をつくる会」の推薦をうけ、党派を超えて広く支持を集め、当選しました。
菊池新村長は「夢のようです。村民の良心の勝利です。村民と対話しながら公約を実現したい」と喜びを語りました。
長野県の日本共産党員首長は木曽町の田中勝已町長、御代田町の茂木祐司町長に次いで三人目になります。全国では九人目です。
菊池氏は南牧村生まれ。高原野菜をつくる農家です。四年前、村議会議員三期八年六カ月で辞して村長選に立候補し得票率41%で惜敗。今回四百票のばして雪辱を果たしました。
開票結果は次の通り。
当 菊池幸彦 65無新 1337
中島美人 59無現 907
(投票率85・45%)