2007年11月11日(日)「しんぶん赤旗」
米いいなり抜け出し自主平和外交を
千葉 志位委員長が訴え
|
きたるべき解散・総選挙での日本共産党の躍進をめざし、志位和夫委員長を迎えた街頭演説が十日、千葉県のJR津田沼駅前で行われました。大きな声援が飛び交うなか、加藤英雄、畑野君枝両衆院南関東ブロック比例予定候補もそろって訴え、雨が降るなか約千二百人の聴衆が演説に耳を傾けました。
畑野さんは、高学費の改善や後期高齢者医療制度の撤回、原子力空母配備反対を訴えました。加藤さんは、「国民の命綱の役割を果たす日本共産党の出番です。大きなご支持ご支援をお願いします」とのべました。
志位氏は、「大連立」をめぐる自民党と民主党の党首会談などを通し、「二大政党」が「国政の基本問題で同質の党だということが明りょうに示された」と述べ、今度の解散・総選挙で、日本共産党が躍進する意義について強調。(1)政治を変えたいという国民の願いを安心して託せる党(2)国民の暮らしを壊す大企業の横暴に正面から立ち向かう党(3)アメリカいいなり外交から抜け出し、自主平和外交に踏み出すことを堂々と主張する党―という三つの角度から日本共産党の議席の値打ちを縦横に語りました。
特に、自主平和外交に踏み出す点では、民主党の小沢一郎代表がISAF(アフガニスタン国際治安支援部隊)への参加まで示し、自民党とアメリカいいなりの海外派兵を競いあっている点に言及。「“陸”でも“海”でも、国連決議があってもなくても、自衛隊の海外派兵は憲法違反」と述べ、「今、必要なのは憲法を守るという立場をつらぬくことではないでしょうか」と呼びかけると、聴衆からは傘を大きく掲げて「そのとおり」という掛け声があがりました。
志位氏が最後に、「どんな問題でも、国民の願いを実現しようとすれば、大企業中心、アメリカいいなりから抜け出すという政治姿勢が必要です」と訴えると、聴衆からは再び大きな拍手。「日本共産党こそ、この政治姿勢をつらぬく本当の政党です。総選挙がいつあっても前進・躍進できるよう、日本共産党への支援の輪をどんどんひろげてください」との呼びかけには、大きな拍手とともに、「がんばるぞ」の声援がわき起こりました。