2007年11月6日(火)「しんぶん赤旗」
千代田区議会の沖縄視察
自民3議員がゴルフ
民主議員 女性とドライブ
東京都千代田区議会の企画総務委員会が十月二十二日から二十五日に実施した沖縄視察(宮古島市、糸満市)で、一部の委員がゴルフをしていたことなどが発覚し、日本共産党千代田区議団は五日、当該の委員が「みずからの行為について区民に説明責任を果たすとともに、出処進退を含めて区民が納得できる責任の取り方を明らかにすることを求める」とする談話を発表しました。
視察の公務中にゴルフをしたというのは、自民党所属の三氏。監査委員で税金の使い方を監査する職務にある石渡伸幸、議会運営委員長の要職にある鳥海隆弘、企画総務委員会副委員長の嶋崎秀彦の各議員で、十月二十三日午後の宮古島市の「自由調査時間」中にゴルフに興じていました。
また、生活維新(民主)所属の野沢けいすけ議員は、同じ「自由調査時間」に女性同伴でドライブしていたことを明らかにしています。
党区議団の談話は、「公務中の遊興行為は決して許されない」とし、「税金の使い方への区民の不信をいっそう広げた」「議会への区民の信頼を裏切る行為だ」「議員の資格が問われている」ときびしく批判しています。そして、区民の批判にどう応えるのか、「区議会の自浄能力が問われている」とし、行政視察のあり方を厳しく見直すとともに、来年四月ごろ実施予定の海外視察計画(オランダ、チェコ、ドイツ)の中止を含めた見直しを求めています。
日本共産党は沖縄視察に参加していませんでした。