2007年10月11日(木)「しんぶん赤旗」
非正規の正規雇用を
私鉄総連、スト辞さず
私鉄総連は十日に開いた中央委員会で、三年間継続して就労した非正規労働者の正規雇用化を求めて、ストライキを構えてたたかう秋季年末闘争方針を決めました。
私鉄総連の調べでは、非正規労働者は二万九百人。駅務や車掌、運転手など輸送にかかわる業務に広がっており、三年前より四千五百人増える一方で、正規労働者は一万七千人も減っています。
あいさつした宮下正美委員長は、非正規労働者の増加に伴って労働条件が低下し、安全輸送が脅かされていると指摘し、「労働条件を向上させ、安全を担保していくことは労働組合の社会的責務だ」とのべました。
十五日に要求書を提出し、検討に値する回答が得られない場合は、十二月九日にストライキを行って実現を求めます。
また、宮下委員長は、連合がテロ特措法に対する態度決定を先送りしたことについて、「連合の執行委員会で、民主党にエールを送るべきだ、ナショナルセンターの責務ではないかと発言した」と紹介し、テロ特措法に反対すべきだとの考えを明らかにしました。
■関連キーワード