2007年10月2日(火)「しんぶん赤旗」
後期高齢者医療制度
中止求め署名開始
共産党
日本共産党は、来年四月実施の高齢者医療制度の改悪について中止・撤回を求める署名運動を開始します。
衆参両院議長あての請願署名で、(1)後期高齢者医療制度の来年四月からの実施を中止・撤回すること(2)七十歳から七十四歳の窓口負担二割への引き上げをやめること―の二点を求めています。
後期高齢者医療制度は七十五歳以上の高齢者を対象に、扶養家族となっていて保険料を負担していない人を含めて全員から保険料(平均月額六千二百円、厚労省試算)をとりたてるもの。年金から保険料を天引きし、払えない人からは保険証を取り上げ、必要な医療さえ制限する内容です。
七十歳から七十四歳の高齢者の窓口負担の二割への引き上げとともに、「『高齢者に必要な医療はいらない』というものだ」との怒りが噴出しています。日本共産党は、この声を署名運動で大きく集めて、国会論戦とあわせて、中止・撤回に追い込もうと呼びかけています。
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