2007年9月27日(木)「しんぶん赤旗」
母子家庭 児童扶養手当削るな
新婦人が国会行動
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新日本婦人の会は二十六日、国会内で母子家庭の児童扶養手当削減中止を求める集会を開催、議員要請をしました。
高田公子会長が、「私たちの運動に追いつめられ、政府・与党は児童扶養手当一部削減の『凍結』を示しました。さらに凍結にとどまらず、削減『中止』のため、運動していきましょう」とあいさつしました。
東京都北区で中学、小学校の息子と暮らす母親(37)は、一昨年、所得が基準額を七千円オーバーしたことで、月一万四千円ほどの手当がカットされました。「子どもが大きくなるにつれ、負担がどんどん重くなる。国は下げ続けてきた所得制限を元に戻してほしい」と涙ながらに訴えました。
三歳の息子の手をひき参加した母親(31)=神奈川県藤沢市=は、「子どもがやりたいことをあきらめさせたくない。男女平等というが、パートやアルバイトの仕事しかみつけることができない」と話しました。会場は静まり、深くうなずきハンカチで目頭を押さえる姿がみられました。
日本共産党から九人の国会議員が集会に出席。代表して高橋千鶴子衆院議員が「撤回のため全力を尽くす」と激励あいさつしました。
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