2007年9月27日(木)「しんぶん赤旗」

都議会

都民減税の公約守れ

清水都議、石原知事を追及


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(写真)代表質問する清水ひで子都議。右端前列は石原知事=26日、都議会本会議

 日本共産党の清水ひで子都議は二十六日、東京都議会の本会議代表質問で、都民の暮らしをそっちのけにオリンピックをテコに大型開発を推進しようとしている都政のゆがみを追及し、この路線の転換を求めました。

 このなかで清水氏は、石原慎太郎知事が知事選で公約した、低所得者を対象にした個人都民税軽減を撤回したことに対し「明々白々の公約違反だ」と批判、来年度からの実施を強く求めました。

 知事が自身の公約であるにもかかわらず「バラマキに通じるので転換した」と居直ったのに対し、清水氏は「口先だけの都民をあざむくものだったと言われても仕方がない」と批判しました。

 オリンピック東京招致が閣議了解されたものの、内容は国が何ら費用負担しない中身であるという追及に、知事は「国家行事として推進するという内閣としての意思決定だ」と答弁。清水氏は、五輪招致についての自民党都議の質問に、知事が「国に本腰を入れてもらいたい」と答えたこともあげ、「ごまかすな」と批判しました。

 豪華海外旅行について、知事選中「説明不足だった」と反省を口にしたにもかかわらず、選挙後、ニューヨークとツバル・フィジーの二度も海外視察に出かけ、三千万円以上の税金を使ったことに都民の批判があがっていると追及。知事がまともに説明しなかったのに対し、清水氏は「議会と都民に説明もしないのは、反省がごまかしだったということだ」と批判しました。


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