2007年9月24日(月)「しんぶん赤旗」

“米軍事会社に責任”

イラク市民殺害で内務省


 【カイロ=松本眞志】イラク内務省は二十二日、バグダッド市民十一人が米民間軍事会社ブラックウォーターの職員に殺害された事件について、同社がすべて責任があるとの調査結果をまとめ、事件が法廷で審理されると報告しました。

 内務省報道官のハラフ准将は、市民の目撃証言や事件を撮影したビデオテープの存在をもとに、被害者側による挑発行為はなかったとして、武装集団に対する自衛行為との主張を否定。同社が当該事件以外にも六件の殺傷事件に関与した疑いがあるとして、これらの調査もすすめていると述べました。

 イラク政府のダバグ報道官は、国連総会が開かれている米ニューヨークで、事件について「(マリキ政権が)イラク国民の名誉を守る必要な措置をとる」と発言。「この問題について米国側と高いレベルの協議をすすめている」と語りました。



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