2007年9月21日(金)「しんぶん赤旗」

米大統領支持率最低 29%

世論調査 外交・経済政策に不満


 【ワシントン=鎌塚由美】米世論調査会社のゾグビーとロイター通信が共同で行った世論調査で、ブッシュ大統領とともに米議会も過去最低の支持率になっていることが明らかになりました。

 十九日に公表された調査結果では、ブッシュ大統領の支持率は29%。ゾグビー社の調査のなかでは過去最低となりました。前回三月より1ポイント減。また、米議会への支持率は、わずか11%となり過去最低を記録。前回六月の調査より3ポイント減少しました。

 米国の外交、経済政策に対しても国民の不満が表れる結果になった今回の調査結果。米政府の経済政策にかんしては、「非常に良い」または「良い」と回答した国民が29%、外交政策では24%にしか達していません。

 調査期間は、十三―十六日で、千十一人の有権者に対して実施されました。この間に、イラク戦争での現地司令官ペトレアス氏の議会証言と、ブッシュ大統領の国民向け演説がありました。ブッシュ大統領は同演説で、一部撤退には言及しながらも大規模な駐留の継続を表明していました。

 ロイター通信に対し、ゾグビー社のジョン・ゾグビー氏は「イラクについての不確かさの継続が社会的な雰囲気を悪くし、ブッシュ大統領と民主党が多数の議会への支持率を押し下げた」と分析しました。


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