2007年9月21日(金)「しんぶん赤旗」
ベネズエラ大使が緒方副委員長と懇談
日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際局長は二十日、党本部でイシカワ・セイコウ駐日ベネズエラ大使の訪問を受け、懇談しました。大使は、ベネズエラで進んでいる憲法改正のプロセスと改正のポイントについて、資料を渡して説明しました。
ベネズエラのチャベス大統領は、八月に改正案を国会に提出し、承認されました。現在、各分野で国民による討論が行われており、十二月に国民投票に付される予定です。改正案は、現政権のもとで制定された一九九九年憲法の全三百五十条余りのうち三十三条について改定する内容です。
大使は、「改正は、社会的プログラムの発展を保障し、国民の政治参加をいっそう拡大する内容だ。ベネズエラ革命の前進を保障するものになっている」と語りました。
緒方氏は、説明に感謝するとともに「今後よく研究したい」と述べました。また八月の原水爆禁止世界大会の国際会議にホセ・ブリセーニョ公使参事官が出席したことに感謝しました。
緒方氏は、このほどブラジルとボリビアを訪問し、ベネズエラの友人に再会したことやボリビアで政府や与党関係者と懇談したことなども紹介しながら、ベネズエラでチャベス大統領が勝利した一九九八年以来の中南米での政治変革の大波を実感したことなどを語りました。
懇談には、日本共産党側から神田米造国際局次長が、ベネズエラ側からホセ・ブリセーニョ公使参事官が同席しました。