2007年9月21日(金)「しんぶん赤旗」
首相指名は志位委員長
参院決選投票では小沢氏
4野党国対委員長会談で 日本共産党
日本共産党、民主党、社民党、国民新党の野党四党は二十日、国対委員長会談を開き、二十五日の衆参本会議で行われる首相指名選挙に対する態度を各党が表明しました。民主党の山岡賢次国対委員長が前回の会談で、同党の小沢一郎代表に投票できないかと他の三党に提案していたことを受けてのものです。
会談で日本共産党の穀田恵二国対委員長は、衆参とも、第一回の指名投票では党として独自の態度をとり、志位和夫委員長に投票することを表明。その理由について、「首相指名は政権協力にかかわる問題だが、現状においては(民主党と)政権協力を行う条件はないからだ」と述べました。
その上で、参議院で過半数の得票を得た首相候補者が出ず、上位二氏による決選投票となった場合、「反自民、公明という立場の意思表示として、民主党代表(小沢氏)に投票する」と表明しました。
国民新党は第一回の投票では同党の綿貫民輔代表に投票し、決選投票では小沢氏に投票するという態度を示しました。
社民党も決選投票では小沢氏に投票する方向を示しましたが、最終的に二十五日の両院議員総会で決めると述べました。