2007年9月3日(月)「しんぶん赤旗」

ブラジル・労働党大会

ルラ大統領と緒方副委員長があいさつ交わす


写真

(写真)ルラ大統領(右)とあいさつを交わす日本共産党の緒方靖夫副委員長=1日、サンパウロ(菅原啓撮影)

 【サンパウロ=菅原啓】ブラジルの与党、労働党の第三回全国大会二日目の一日午前、ルラ大統領が演説をおこないました。演説後、同大統領は大会に参加している外国来賓とあいさつを交わしました。その冒頭、日本共産党の緒方靖夫副委員長が「日本共産党です」と話しかけると、ルラ大統領は満面に笑みをたたえ緒方氏に「ようこそ。歓迎します」と抱擁しました。

 緒方氏が「党指導部からの連帯のあいさつをお伝えします」とのべると、ルラ氏は「ありがとう。こちらからもよろしく」とあいさつを託しました。

 緒方氏はまた、同日、大会会場で労働党のリカルド・ベルゾイニ議長と懇談し、両党の関係を今後さらに強化していくことで合意しました。

 緒方氏は、ブラジル政府が新アジェンダ連合の創設国として核兵器廃絶の課題を一貫して重視し、今年の原水爆禁止世界大会にもルラ大統領から力強いメッセージが寄せられたことに触れ、感謝を表明しました。

 ベルゾイニ議長は「二十四時間もの長旅にもかかわらず大会に参加してくれ、本当にありがとう」とのべ、緒方氏と握手しました。緒方氏は、両国を隔てる地理的距離は大きいが、両党間には多くの共通する課題や関心があることを指摘し、その意味で「広い太平洋も小さな池のように感じています」とのべると、同議長は大笑いして、「同感です。今後も協力を強めましょう」と応じました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp