2007年8月30日(木)「しんぶん赤旗」
テロ特措法
延長反対 壮大な構えで
安保破棄中実委が常任幹事会
署名・宣伝 集会 全国で
安保破棄中央実行委員会は二十九日夕、東京都内で緊急の常任幹事会を開き、十一月一日に期限が切れるテロ対策特別措置法(テロ特措法)の延長に反対する取り組みの強化を確認しました。
テロ特措法の延長問題は、参院で野党が過半数を占めるこの秋の臨時国会の焦点に浮上しています。
報告した早坂義郎事務局長は、多くの国民が安倍自公政権の歴史的な大敗を歓迎していることにふれ、われわれのたたかいによって要求を実現しうる新しい条件が生まれていることを強調し、自公政治との対決の鋭い焦点となっているテロ特措法延長反対のたたかいを「新しい壮大な構えですすめよう」とよびかけました。
早坂事務局長は、多くの国民に訴えていく点として、▽六年間の報復戦争の実態は戦争でテロはなくならないことを示している▽テロ特措法は憲法九条に違反している▽延長に固執する大本にある、日米軍事同盟の優先とアメリカの行う戦争に無批判に追随する姿勢を許さない―の三点をあげました。
国民多数の世論を結集するために、▽テロ特措法の延長に反対する緊急百万人署名にとりくむ▽十三日には学習会「テロ特措法延長問題を考える」を開く▽十月一日から二十八日を「テロ特措法延長阻止運動強化期間」として、十三日には全国統一行動をよびかけ、全国各地で集会、デモ、宣伝行動にとりくむ▽十月三日夜、東京・日比谷野外音楽堂で中央集会を開催する―などを提起しました。