2007年8月25日(土)「しんぶん赤旗」
薬害根絶デー 多彩に行動
薬害のない社会を目指す「第九回薬害根絶デー」(同実行委員会主催)が二十四日、東京・霞が関の厚生労働省前などで取り組まれました。
薬害被害者や支援者らによる宣伝、交渉、集会、リレートーク、パレードなど多彩な行動がくりひろげられました。
一九九九年八月に、サリドマイド、スモン、薬害エイズ事件の悲惨な被害発生を反省して厚労省が「薬害根絶の碑」を建立したことを機会に毎年開かれてきたもの。
東京・千代田区の星陵会館では、薬害根絶デー集会が開かれました。
集会では、薬害肝炎訴訟の原告が訴えたほか、薬害イレッサの被害者で三十一歳で亡くなった近澤美津子さんの闘病記録を女優の山崎勢津子さんが朗読しました。また日本フィルハーモニー交響楽団のビオラ奏者後藤悠仁さんとバイオリン奏者の松本克巳さんのミニコンサートで被害者を激励しました。
この日の行動に日本共産党の小池晃参院議員がメッセージを寄せ、紹介されました。