2007年8月24日(金)「しんぶん赤旗」
都の学力調査でも不正
東京・足立区 児童に誤答問題指さし
東京都足立区立の小学校の校長らが同区教育委員会の学力調査で児童に誤答を気付かせる不正行為をしていた問題で、都教委が行った学力調査の際も、この学校で同様の不正行為があったことが二十三日、分かりました。都教委は近く校長を懲戒処分にする方針。
この学校では、区の二○○六年四月の学力調査の際、校長と五人の教諭が教室内を巡回中に、誤答している児童の問題文を指さししていたことが今年七月に発覚。都と区の両教委がさらに調べたところ、都教委が○六年一月と○七年一月に行った学力調査でも、計三人の教諭が指さし行為をしていました。
区によると、一部教諭は校長の指示があったとしていますが、校長は「はっきり指示した覚えはない」と説明しています。
区の調査は学校別順位を公表しており、この学校は○六年度の成績が一位でした。
都の調査は順位を公表していません。
■関連キーワード