2007年8月24日(金)「しんぶん赤旗」
イラク首相、米大統領に反論
【カイロ=松本眞志】イラクのマリキ首相は二十二日、ブッシュ米大統領とクロッカー駐イラク米大使が、イラクの政治改革が遅れていることを理由にマリキ政権を非難したことにたいし、訪問先のシリアで、「イラク政府は国民によって選ばれており、だれもイラクに政治改革の行程表を課す権利はない」と主張し、不快感を示しました。
アラブ首長国連邦紙ガルフ・ニューズ二十二日付は、米国がイラクを侵略・占領して混乱をうみだした自らの責任を不問にしているとして、ブッシュ米大統領ら米側の姿勢を厳しく批判しました。
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