2007年8月15日(水)「しんぶん赤旗」
大統領の支持率低迷続く
ブッシュ大統領は任期終了まで十七カ月。昨年十一月の中間選挙で共和党が敗北して以来、次々に側近がホワイトハウスを去っています。最近では、クラウチ大統領副補佐官(五月)、閣僚級のポートマン行政管理予算局長(六月)や「側近中の側近」といわれたバートレット大統領顧問(七月)らも辞任しました。
泥沼化するイラク情勢が大きな要因となって、ブッシュ大統領の支持率は低迷を続けています。ブッシュ大統領は、任期終了までの国内政策の最優先課題と位置づけていた移民法改革でも挫折しました。
米各テレビは十三日夕の全国ニュースで、ブッシュ大統領の求心力低下は避けれらないとし「ホワイトハウスはレームダック(死に体)の状況に達した」(NBCニュース)と伝えました。(ワシントン=鎌塚由美)