2007年8月10日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党創立85周年記念講演会 骨子
参院選の結果――政治の展望と日本共産党の役割
幹部会委員長 志位 和夫
一、参議院選挙の結果について
(1)日本共産党の選挙結果について
(2)選挙結果の全体――自公政権の「歴史的大敗」をどうみるか
・喜ぶべき前向きの大きな変化
・「逆風三点セット」だけでは説明がつかない
・弱肉強食の「構造改革」路線への「ノー」の審判
・「戦後レジームからの脱却」を旗印にした改憲押し付けへの「ノー」の審判
(3)日本共産党が果たした役割に確信をもって
・「自民大敗の背景に、共産党の活動が大きな力になって作用した」
・激動の時代の扉を開くうえで、政治論戦が一定の貢献
二、新しい政治プロセスと日本共産党の役割
(1)国民が新しい政治の中身を探求する、新しい時代がはじまった
(2)どうやってこの政治プロセスを前向きに打開するか――三つの政治的な中心点
・歴史をゆがめる逆流の克服――「靖国」派外交は国際的に大破綻した
・米国いいなりからの脱却――インド洋とイラクからの撤退、憲法改定問題について
・財界中心の異常をただす――たたかいいかんで現実政治を動かせる新しい条件
(3)新しい国会での日本共産党の基本的立場について
(4)情勢を主導的に切り開く、強く大きな党を
三、歴史的大局にたって日本の希望ある未来を
(1)歴史の逆流とのたたかいで、自らを鍛え、前途を開く
・70年代の政治的躍進と、“共産党封じ込め”戦略
・90年代の政治的躍進と、「二大政党づくり」の動き
・自民党の衰退――前進を可能にする条件は日本社会そのもののなかにある
(2)85年の誇りある伝統を、21世紀に発展的に生かそう
――歴史を大局でとらえ、不屈さを発揮し、科学的理性をもって
日本共産党史85年と党発展の現段階
前議長 不破 哲三
党史をきずいてきたすべての同志たちに
一、いま日本の政党が世界で問われていること
――戦前・戦時の日本をどう見るか――
1、戦争と植民地支配が進行した現場で、命がけでこれに反対した政党
2、迫害に抗して、無数の戦士が活動をささえた
3、公然と日本共産党の旗をかかげた七年間
4、もっとも困難な時期での宮本顕治同志のたたかい
二、「世界第二の経済大国で、共産主義が活気にあふれ健在」
1、アメリカの雑誌『タイム』の日本共産党観
2、自主独立の路線はこうして形づくられた
イ、「五〇年問題」
ロ、自主独立路線への転機
ハ、二つの大国の干渉主義との闘争のなかで
ニ、自主独立は全党の精神となった
3、世界の運動の現状――ソ連崩壊が決定的な岐路となった
三、「政治対決の弁証法」の現段階
1、支配勢力の根本戦略
2、「二大政党」作戦にも歴史がある
3、歴史のなかで見た今回の選挙戦
4、「新しい政治」の探求と党綱領
5、未来に向かって革命的な大局観をもとう