2007年8月9日(木)「しんぶん赤旗」
自民は規範意識ない
小林議員秘書逮捕 市田書記局長が談話
日本共産党の市田忠義書記局長は八日、自民党の小林温参院議員(神奈川選挙区)の出納責任者らによる公職選挙法違反について、次のような談話を発表しました。
今回の参院選の神奈川選挙区(定数三)で当選した自民党の小林温参院議員の出納責任者(公設秘書)らが、選挙運動員に百数十万円の報酬を渡していたとして、神奈川県警から公職選挙法違反(日当買収)の疑いで逮捕された。
これが事実だとすれば、きわめて重大な問題だといわなければならない。今回の選挙では、「政治とカネ」の問題が噴出し、とりわけ自民党の国会議員をはじめとする政治家のモラルと「規範意識」が問われていた。選挙結果は、まさにそうした国民意識からかけはなれた自民党の体質そのものに審判が下ったものだった。その選挙で、こともあろうに選挙会計を直接あずかる出納責任者が逮捕されたことは、あらためて自民党の遵法(じゅんぽう)意識の欠如が底知れないことを示すものである。
わが党は、選挙結果に示された民意に沿って、新たな国会で、「政治とカネ」問題をはじめ、政界の浄化のために力をつくしたい。
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