2007年7月30日(月)「しんぶん赤旗」
高尾山壊すな
トンネル反対天狗パレード
貴重な自然の宝庫として有名な高尾山(東京都八王子市)を圏央道(首都圏中央連絡自動車道)トンネルで壊すなと訴えて二十九日、「第二十三回天狗(てんぐ)の集会とパレード」が同市裏高尾の梅林で開かれ、約六百人が参加しました。
主催者を代表してあいさつした奥田靖二集会実行委員長は、「国が五月に高尾山トンネル工事を強行着工し、六月には市民が工事差し止めを求めた天狗裁判で、国の主張をうのみにする不当判決が出た。新たな決意を持って世論を盛り上げ、『高尾山にトンネルを掘らせない』のたたかいの輪を広げよう」と訴えました。
鈴木堯博・高尾山天狗裁判弁護団長が訴訟の現状を報告。各地の圏央道反対運動や、国・都・ディーゼル車メーカーと和解協議を進める東京大気汚染公害訴訟などの代表が交流しました。
超党派の代表が参加し、日本共産党からは清水ひで子都議、党八王子市議団があいさつしました。笠井亮衆院議員らのメッセージが紹介されました。
参加者は集会後、天狗を先頭に、「高尾山の自然を守ろう」「無駄で有害な道路はいらない」と声をあげて、市内をパレードしました。