2007年7月28日(土)「しんぶん赤旗」
医労連大会おわる
東京都台東区内で開かれていた日本医労連(日本医療労働組合連合会)第五十七回定期大会は二十六日、三日間の日程を終え、閉会しました。
大会で選出された役員は次の通りです。(敬称略)
▽委員長=田中千恵子▽副委員長=佐藤順子、大村淑美、木間裕、佐竹良夫、前川昌人、池田寛▽書記長=西川活夫(いずれも再任)
次代の担い手に運動を手渡そう
田中委員長訴え
日本医労連は二十四日夜、東京都台東区内で結成五十周年記念レセプションを開き、約五百人が新しい前進を誓いました。
あいさつした田中千恵子委員長は、「労働者が国民に訴えて支持を得、政治を動かして要求を実現し、組織を拡大してきた」と半世紀の歩みを振り返りながら、「国民医療と労働者の権利を守るうえで唯一の医療産別労働組合である医労連の果たす役割は大きい。五十年の歴史に学び、次代の担い手に運動を手渡そう」とよびかけました。
来賓の坂内三夫全労連議長は、二十代のとき勤めた都内の病院で日本医労連に出合った体験を紹介し、「唯一の医療産別組織で、たたかうナショナルセンター全労連の中心を担う組織。国民医療・看護・介護の守り手としてますます前進してほしい」と激励。住江憲勇中央社保協代表委員・保団連会長は、医療に大なたをふるい、大増税を押しつける自民・公明党の悪政に参院選で鉄ついを下そうとのべました。
日本共産党の笠井亮衆院議員は、医療改悪阻止や医師・看護師増員、賃金・労働条件改善に果たした医労連の役割は大きいと激励。「命を守る政治への転換が必要だ。国民と力を合わせて医療改悪、増税、憲法改悪など自公の悪政に立ち向かうたしかな野党として頑張ります」とのべました。