2007年7月26日(木)「しんぶん赤旗」
「たしかな野党」に注目
“ステルス増税”告発
週刊誌『プレイボーイ』
参院選の熱い争点の一つになっている住民税と消費税の増税。週刊誌『プレイボーイ』(8月6日号)がこの問題を取り上げました。「安倍政権が進める『ステルス増税』にサラリーマンが殺される!?」と題した記事。レーダーに発見されにくいステルス攻撃機になぞらえ、姿を隠して庶民に襲いかかろうとしている安倍政権の増税路線に警鐘を鳴らしています。
「こういう話は“たしかな野党”の日本共産党に聞くに限る」と、党政策委員会の垣内亮さんのコメントも紹介しながら増税のカラクリを説明。党のホームページのデータも使い、2倍以上になった住民税の引き上げで「フリーターがこれだけの税金が払えるのか?」「生活が破綻(はたん)するだろう」と告発しています。住民税増税が自民、公明政権による定率減税廃止によるものであることも指摘しています。
怒りの目は、国民への増税分が大企業の減税のために使われていることにも向けられます。ここで記事が注目するのが日本共産党です。「庶民の景気も向上していないのに定率減税だけは廃止された。それなのに法人税減税だけは据え置いた」(垣内さん)
最後に、消費税率の引き上げの本音を隠し、ダンマリを決め込む政府・与党の姿勢もチクリ。「ロクに給与明細も見ないでいたら“ステルス増税”にいいようにむしられるばかりだぞ」